芽接ぎ

芽接ぎ作業をご紹介します。

この作業は、9月下旬ごろのお天気が良い日に行います。
使う道具は、芽接ぎナイフ&メデール・剪定挟・バケツ。
あとこの時期は蚊が多いので、蚊取り線香も必要かな。


芽接ぎをする穂木(枝)を採取します。
しっかりと太陽があたっていて、元気な枝を探します。
使用する台木の太さに近いものを選ぶと作業が楽になります。


適度な長さでカット。


蒸散防止のため、葉っぱを落とします。


水を入れたバケツに入れておきます。


さて本題へ。
一年前に種まきして育ててた台木を使います。


作業の邪魔になる枝・葉を取り除きます。


穂木から充実した葉芽を探します。
ちなみに写真をみると芽が3個ありますが、真ん中が葉芽で両端のが花芽です。


芽接ぎナイフで芽の部分を薄く切り取ります。


切り取った芽の大きさに合わせて、台木の表面を薄くカットします。


切り取った芽と台木の緑色の部分(形成層)を合わせます。
台木と穂木の太さが同じくらいだと形成層がうまく合致して、芽接ぎの成功率が上がります。
太さが合わない場合も形成層の一部が合っていれば、大丈夫だと思います。
また、台木をカットする際に切り込みを入れておくと葉芽を固定しやすくなります。


メデールでグルグル巻きにして終了です。


芽接ぎが成功すると、春になって花が咲き、葉っぱが出てきます。

2021年02月07日